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チャットGPTが子供と家族に与える影響と向き合い方を考えてみた




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チャットGPTが子供と家族に与える影響と向き合い方を考えてみた

AIの利用により、子供やその家族に与える影響は計り知れない。特に子供への影響大きく、どのようにして共存していくのかが世界で議論され続けている。

ポジティブな面もあればネガティブな面もあるAI、今回はその影響力について考えてみました。


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いまや日常でも活用されているチャットGPT

2023年、チャットGPTアプリやGiminiが登場して以降、我々の日常生活における情報収集の仕方が大きく変わりました。

「チャッピー(Gimini)に聞けば何でも答えてくれる、教えてくれる」

「仕事上の悩みの相談やアドバイスにのってくれる」

AIに質問すればどんな些細なことでも気持ちよく答えてくれますし、わざわざ誰かに何かを教えてもらったり、そのために時間を使ったりすることもありません。

気がついたら私も些細なことまで質問を投げるようになっています。「自分で考えろよ」とツッコミを入れたくなりますが・・。

仕事でも資料作りでもアイディア出しでもすべてにおいて日常に入り込んでいるのが現状です。

それほどAIは便利で日常生活に欠かせないツールとなりましたね。

しかしAIについて良い面ばかりに目を向けてはいけません。AIが人類にどのように影響を及ぼすのか、ということについてはまだ科学的なエビデンスがなく、自らに生じるリスクや危険性についてもしっかりと理解しておく必要があると私は考えています。

良い面だけではない!チャットGPTが世の中に与えてきた事例について考えてみる

米国で自傷行為や殺人事件など相次ぐ

アメリカではChatbotを頻繁に利用していた50代の男性が被害妄想をしてしまい、同居の母親を殺害し自ら自殺をしてしまう事件がありました。

またフロリダ州に住む14歳の少年が、AIキャラクターを作成して対話ができるCharacter.AIを数ヶ月にわたって対話をし、セラピストになりきったAIと最後の対話をした直後に亡くなるという事件もありました。

AIがその行為を共感し、肯定的とも取れるような対応によって、彼らの背中を押してしまったと後に分かったわけです。

日本でもAIが行動を後押しして事件に繋がる事例も

日本ではChatbotによる自傷行為や事件の例は少ないものの、生成AIを使ったサイバー攻撃によって企業のデータが外部に漏れてしまうという事件がありました。

また読売巨人軍の阿部慎之助元監督が18歳の娘への暴行容疑で逮捕された事件では、娘同士の喧嘩を止めに入った父親に暴力を受けたとチャットGPTに相談したところ「児童相談所へ連絡を」と回答を受け、そのまま娘さんが通報して事件が発覚したという出来事がありました。

後に18歳の娘さんの手紙で、私の意向が聞かれることなく警察へ通報される形となったと綴っています。

これに関しては、AIに相談すること自体は間違ってはいませんし、AIの回答も決して間違ってはいません。

AIに「親に暴行を受けた、どうすれば?」と聞くと、児童相談所か警察へ・・という選択になるのは当たり前。

不安の中でスマホを見ればチャットGPTがあり、その選択肢が生まれただけのこと。

ただ、チャットGPTが背中を押したのは事実であり、チャット文の中に児童相談所の電話番号が記載されていれば、タップするだけで即電話が繋がってしまいます。親切に相談に乗ってくれた中で、あれよあれよという間に物事が進んでしまったという感じを受けます。

調べるほど恐怖を感じる、不安を煽ってくるネット検索とAI

検索エンジンやAIは知りたい情報を入力すればいつでも簡単に情報が手に入ります。

その反面、いろんな情報がありすぎて調べるほど不安になりやすくなります。

例えば体にどこか痛いところがあって、それを調べると最悪のシナリオや誇張された情報が記載されていることがあります。どこか少し痛いだけなのに生死に関わるような事例が情報としてずらっと並びます。

「そんなつもりじゃなかったのに、お腹が痛いだけなのにそこまで大げさな・・」

ネット検索やチャットGPTに相談すればそう思うこともあると思います。

不安を煽り、答えへ誘導、まさに心理的アプローチ・・。

正しい回答を得られるはずだったのに、調べれば調べるほど沼にはまり、不安な状態にある時ほどその不安を更に増大させてしまうのがこのネット検索やAIなわけです。

チャットGPT利用による子供へのリスクを考える

ChatGPTによる子供の影響

ネット検索の怖さについて、少しテーマが脱線してしまいましたが、ここでAIによって子供へ生じるリスクを考えてみました。

筆者が考える最大のリスクは考えることの放棄です。

人はどんな些細なことでも毎日考え行動し、失敗をしたり悩んだり、上手くいったり、上手くいかなかったり、改善して成功したり、成功したと思ったら失敗したりと、常に頭を使って生きています。

それをAIに丸投げしてしまうと、論理的思考や意思決定能力が低下してしまう恐れがあります。

特に子供の頃は失敗して学ぶことが多いです。失敗すれば課題発見のヒントになりますし、物事に対して仮説を立てて考えたり、先を読んで行動できる力が培われます。

子どもの頃からAIばかりに頼って思考を放棄してしまうと、複雑な思考を培う機会を奪われてしまうのです。

更に次のような状態に陥ってしまいます。

チャットGPTが全て正しいという思考に陥ってしまう

これはネット検索にも言えることですが、ネットの情報やチャットGPTの回答が最終結論だと思いこんでしまうことは人生にとってあまり良いことだとは言えません。

さらに言うと、誤った情報を信じ込んでしまう危険性もあります。

チャットGPTは平気で嘘をつきます。その理由の一つにOpen AI独自のツールでは限界があり、必要に応じて様々なウェブサイトの情報を取得して情報を届けているからです。

ウェブサイトの情報は完璧ではありませんから、チャットGPTの中でそうした情報を鵜呑みにしてしまうのと同じことだと言えるのです。

AIは一人ひとりの個性や感情に向き合うわけではない

チャットGPTは、言葉を使った数学であり、あなたや個人一人ひとりに寄り添うということはありません。膨大な情報量の中から言葉の足し算引き算を行い、複雑な処理を行って文章を作成しています。

感情はゼロで考えもありません。

あくまで「こうすればいい、こうすればこう」といった次の言葉を予測し言語化して伝えているだけにすぎません。

その言葉一つ一つは数年前に誰かによって学習されてきたものでもあり、調べたら分かるような教科書通りの答えとして教えてくれるツールなわけです。

つまり、AIによって出された結論は、あなたにとって正しいかどうかは分からないということです

チャットGPT、AIの利用について考えるならば、このことを理解すべきでしょう。

もっと大きなことを言えば、これはAIを使ったビジネスであり製品であることを理解すべきです。

AIに質問すれば親や教育者のようにパーソナルなアドバイスを受けることはありません。だけど否定的なことは言われませんし、使っていて気持ちが良いぐらいです。

我々の欲望を満たしてくれるツールであり、そばにいてくれる感情のない優秀なロボットなのです。

もちろん、細かく明確に質問すれば答えの解像度も上がりますが、基本的には定型文のような教科書通りの答えしか持っていないと考えるべきでしょう。

親として子にチャットGPTを使わせるかどうか

ChatGPTによる子供の影響

日本ではいくつかの大学がチャットGPTの利用を制限したり禁止したりしていますが、実際には学生同士でチャットGPTが話題になってたりしますし、スマホを所有している高校生でも利用できてしまうのが現状です。

現時点での考えとして、大人になるまでは利用を控えるべきだと思っていますが、おそらく5年後10年後はAIに対する意識も変わっているんじゃないかなと思っています。

AIとどう共存していくのかがカギ

AIはすでに私たちの生活の中に入っているわけで、それを排除することはできません。

親がスマホを持っていれば子もそれを認識しています。子どもが学校でチャットGPTについて話をしていれば、その存在を否定することはできなくなります。

我々親にできることは、向き合い方、共存をどうしていくかです。

チャットGPTは物事を考えさせるために使うのではなく、自分自身の考えをよりよく深めるためのツールとして共存していくか、が重要だと考えています。

もしも子供に使わせるのであれば、「自分の意見はこうだけど、違う視点ではどうなのか?」とか、「あえて反対意見をもらう」など、そういった違う視点で捉えられるような質問を投げかけます。

子供は大人と違って経験値が浅く、正しい知識や専門性が少ないので、チャットGPTの答えが全てだと捉えてしまうと思います。そうではなくて、「あなたも正しいよ、だけど反対意見としてこういうこともあるよ」というような会話をし、複数の視点で捉えられるようにして情報収集リテラシーを高めていくと良いんじゃないかなと考えています。

補足ですが、Open AIでは、チャットGPTの利用年齢を18歳以上(親の承認を得れば13歳以上)だと定めています。

筆者個人としては自ら進んで使わせるようなことはしないでしょう。4歳の娘がいますが、スマホ利用すらまだまだ遠い未来だと思っています。

情報に対する向き合い方を柔軟なものにするために必要なこと

ネット検索やAIのアルゴリズムは個々の好きなものに合わせて情報を最適化するので、知らないうちに偏った情報に溺れてしまいます。この状態はフィルターバブルと呼ばれています。

こうした偏った情報に埋もれてしまうと視野が狭くなってしまい、行動や意思決定に影響してしまいます。

こうした情報に対して意識すべきことをピックアップしました。

  • 自ら考えて判断し、その結果どのような未来が待っているのかを常に想像して行動する
  • 自分の信じたいことばかりで身を固めないこと
  • 自分を客観的に捉え、複数の視点を持つこと
  • 自分が絶対に正しいと思い込まず、違う意見を新しい情報として受け入れる

上記のことはネット社会だけでなく、リアルの人間同士のコミュニケーションにおいても非常に重要なテーマでもあります。

チャットGPTを正しく使うために

ChatGPTによる子供の影響

筆者は決してチャットGPTを否定しているわけではありません。

あくまで使い方や向き合い方を考える、というテーマでお伝えしてきたつもりです。

AIとの向き合い方として今すぐに実践できることは、チャットGPTだけで完結させないことです。

些細なことはチャットGPTだけで大丈夫なこともありますが、きちんとした情報を得たい場合には、チャットGPTに質問した後に、ネット検索で一次情報をリサーチし、追加でSNSの意見や口コミや反対意見等を見る、という流れが正しい向き合い方であると考えています。

また専門性の高い情報を得たい場合は、その分野の基礎知識を持った上で利用すべきでしょう。先ほども書いたようにChatbotは完璧ではありませんから、誤情報を鵜呑みにしてしまう危険性があります。

正しく使えば非常に優秀なAIですが、チャットGPTだからすべて正しいという考え方を改めることが一番重要でしょう。


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