日本時間6月9日に行われたWWDCでは、最新バージョンのOS X「El Capitan」が発表されました。
今回は、WWDCで明らかとなったEl Capitanの機能をご紹介します。
「El Capitan」の新機能
当記事では発表されたばかりということで、ざっくりとその新機能をお伝えします。
(※6月9日時点)
Spotlight検索の精度アップ
まず、Spotlight検索の自然言語検索を大きくアピールしています。
複雑な検索条件でも検索が可能となり、メール検索機能では口語のような言語でも検索が可能になりました。
さらに、検索元ソースへのアクセス精度も上がっており、
例えば野球などのスポーツチームを検索すると、その日の試合結果や試合日程、現時点のチーム順位、選手情報などが検索可能になるという。
Spotlightのウインドウはリサイズが可能となり、ウインドウの精度も向上しています。
ジェスチャー操作を追加
標準アプリにてトラックパッドのジェスチャー操作を増やしています。
メールアプリでは、右or左でスワイプするとメールの削除などの処理が可能になりました。この辺りはiOSのような動きですね。
スプリットビューが登場
ウインドウを左右2分割できる「Split View(スプリットビュー)」が登場しました。
これにより、右側で表示されるアプリと左側で表示されるアプリを完全に独立させて作動させることが可能になった。
ウィンドウを管理しやすくなった
多くのウィンドウを表示している際に、別々に表示して管理しやすくなりました。
1度のスワイプだけで、すべてのウインドウを整列させたりもできる。
アプリ起動速度の向上
アプリの起動速度がOS X Yosemiteに比べて最大で1.4倍になりました。
さらにアプリケーション間の切り替え速度も2倍、プレビュー表示で使うPDF表示も最大で4倍になるなど、我々がよく使うであろう操作がかなり高速化したことを伝えています。
Metal for Macによりアプリ表示速度向上
ゲームデベロッパーなどは、Metal for MacAPIを使えばアプリの表示速度を向上させることが可能となりました。
これにより、ゲームのグラフィック速度が8倍に、描画コールパフォーマンスは10倍になるという。
また、無駄な処理がなくなるため、バッテリーの駆動時間延長に繋がることも挙げた。
4種類のフォント追加
日本語版では、日本語フォントが4種類追加されました。
ライブ変換なども新機能として搭載されていますので、日本ユーザーも注目すべき点かなと思います。
リリースは秋頃に
新OS X「El Capitan」の一般向けリリースは秋になります。
今回はかなり大幅な精度向上、アップデートを計っているので非常に楽しみである。
秋にリリースということで、今後も「El Capitan」の最新情報に注目していきたい。
参照元:Apple
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