当サイトではiOSに関する記事を多く扱ってきました。
不具合の情報やiOSの評価、アップデートしたほうが良いのか悪いのか・・などなど。
どれもユーザーからの報告やTwitterのタイムライン等から得ていましたが、振り返るとどれも興味深い情報でした。
今回の記事では、これまでのiOS8〜iOS9までの歴史(?)や状況を振り返ってみたいと思います。
iOS8の評価や状況【振り返り】
2014年9月18日に配信されたiOS8は、数百もの新しい機能が加わり、これまでの歴代で最も大きなアップデートとなりました。
カメラのタイムプラスモードやタイマー機能、通知機能の強化、Spotlightの強化、家族間の共有、Siri、Touch ID、その他拡張機能などなど、書きだしたら書ききれないぐらい多くの機能が追加されました。
対応端末はiPhone4s以降の機種で、iPhone5/5s/5cなどのモバイル端末へアップデートが可能となりました。
iOS8がアップデートされた直後は多くのアプリに不具合が発生
iOS8では、リリース後に多くの不具合が発生していました。
特に目立ったのが、各アプリメーカーが最新バージョンのアップデートに対応しなかった(間に合わなかった)という点です。
LINEやDropbox、その他ゲームアプリなどに不具合やバグが発生していましたね。(アプリのバグは、後にアプリ側のアップデートによって解消されていきました)
また、問題視されたのが大人気のMVNOであるmineoにて、端末によってiOS8に対応しなかったということでしたね、この辺りは懐かしく思います。
評価的にはやはり不具合が多くあった感じなので、当時は低評価が目立っていたような気がします。
“幻“のiOS8.0.1公開も1時間持たず・・
実はiOS8には”幻“と呼ばれるアップデートが行われていました。
覚えているでしょうか?それはiOS8.0.1がリリースした際に起きたことです。なんとTouch IDが操作不能となるバグが発生し、世界中が混乱騒ぎになったのです。
配信後1時間で配信停止となり、日本でも深夜にアップデートを行った方は若干の騒ぎになっていたようです。
数日後にiOS8.0.2がリリースしたがアプデが怖いと話題に
iOS8.0.1の公開終了から数日後、iOS8.0.2がリリースされました。
しかし前回のアプデで世界的な混乱をまねいてしまった経緯もあり、アップデートするのが恐ろしいと話題になりました。
このアップデートでTouch IDは改善したものの、アプリやWiFi、ネット接続などの不具合が続く状況でした。
この辺りからネットやWi-Fiが繋がらないといった報告が増えていきます。
iOS8.1がリリースされたが・・
iOS8.1がリリースされたことでほとんどのバグや不具合が解消されました。
しかしWi-Fiが繋がらない、途切れる、詰まった感じになるなどの症状は継続して起こっていました。
バッテリーの消費が著しいといった声もありましたね。
iOS8.2がリリース、注目はApple Watchへ
iOS8.2の目玉はApple Watch対応などについてでした。
アップデートすると、Apple Watchに関するアプリが強制的にインストールされるようになりましたね。アプリ内には広告が含まれており、Apple Watchのキャンペーンが行われていた、という印象を受けました。(さすがビジネス上手・・)
iOS8.3がリリース。多くのバグや修正が行われた模様
2015年4月9日にiOS8.3がリリースされました。
このリリースでは、パスワードなしでアプリをダウンロードできたり、Siriの機能が向上したりと、パフォーマンスにおいても精度を増したものになりました。
また、話題になったのが絵文字の色でした。
絵文字の人物画像の肌の色が5段階になり、世界的にも賛否両論を呼びました。
iOS8.4ではApple Musicへの対応が目玉に
iOS8.4では、ミュージックアプリが一新され、定額制音楽配信「Apple Music」への対応が行われました。
注目視されていたこともあり、多くのユーザーがiOS8.4へ移行していました。
不具合が続くiOS8.4
ミュージックアプリが一新されたことで、ミュージックアプリのバグや不具合、その他GPSのズレ、Wi-Fi接続が不安定、ネットが繋がらない、途切れるといった問題が続いていました。
ツイッターのタイムラインでも、多くの人が悩まされていた模様です。
iOS8.4.1でApple MusicやWi-Fi接続などのバグが改善
iOS8.4.1では、主にApple Musicに関する不具合の修正が行われていました。
他の不具合(Wi-Fi接続やネット回線など)は、ほとんど見られなくなっています。
iOS8系では一番安定していたように思います。(この時点では最新バージョンなので当たり前のことですが)
個人的にはこの状態が続けばと思っていましたが・・iOS9でやられちゃいましたね。
iOS9の評価や状況【振り返り】
2015年10月16日(現地時間)に、iOS8.4.1からiOS9へ移行しました。
多くの機能を搭載したiOS9は、Appleのイベント後ということもあり世界中のユーザーが注目していました・・。
がしかし、数多くの不具合やバグ、しかも各アプリメーカーやMVNO業者も対応が追いつかず、ユーザーの不満が集まりました。
読み込みの遅さやフリーズ、落ちる、勝手にシャットダウン、モバイルデータ通信、Wi-Fi接続の不安定さ、バッテリー消費の著しさなど、酷いものでした。
一番ひどかったのが、「スライドでアップグレード」から先へ進めなかったことですね。スワイプによって先の画面へ進むはずの画面がフリーズしてしまう事態にApple側も困惑・・といったところでした。この問題、iPhone6sやiPhone6s Plusでも起きていたので購入者は怒り心頭だったことでしょう。
リリース直後にもかかわらず、iOS8系へのダウングレードを求める声もたくさんあったように思います。
iOS9.0.1〜iOS9.0.2は改善しつつあったが・・
iOS9が酷かったため、わずか1週間後にiOS9.0.1がリリースされました。
問題は改善されつつありましたが、まだまだ細かなバグがあったりと、完全に解決されたわけではありませんでした。
iOS9.0.2へ移行しても不具合は続いており、「iOS9.0.3」や「iOS9.0.4」まで繰り返すのか?という声も上がっていました。
唯一、空き容量が増えたことは評価できますね。
iOS9.1でやっと安定?!アップデートしても大丈夫か?
iOS9系のマイナーアップデートを終え、ようやくiOS9.1が公開されました。
iOS9.1では、ほとんどの不具合やバグ、問題が修正されており、今のところ安定していると言えます。
これまでアップデートが怖くてiOS8系で止まっていた人も、iOS9.1なら大丈夫だと言えるかもしれません。
その他、バッテリーの持ちが良くなったり、Safariの安定性が向上したり、マルチタスクUIのパフォーマンスが向上したりと性能もアップしている模様です。
また、CarPlayや写真、新型Apple TV、iPad Proに対応していることにも注目です。
一部のアプリでは、画面が真っ暗になるという問題も起きているようですが、アプリ側のアップデートが行われていますので改善するでしょう。
絵文字が追加されたことも要チェックです。
まとめ
これまでの歴史と言いますか、iOS8からiOS9までを振り返ってみましたが、大きなアップデートの直後は必ず不具合や問題が起こっていることが分かります。
iOS8のときも酷かったですが、iOS9ももっと酷い印象を受けましたね。勢いあまって直後にインストールを行った方は大変な思いをしたことだと思います・・。
iOS9.1では、ほぼほぼ改善されつつありますので、少しつづ安定に向かっているように感じます。
今後も不具合やバグ・問題が起きたら、当ブログで発信していこうと思います。
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