次期Mac OS Catalinaの発表により、ついにiTunesが廃止され、音楽やPodcast、Apple TVは各3つのアプリに分割されることになりました。
この発表を受けて「iOSのデータや同期はどうなるの?」と心配の声が寄せられていますが、今後はFinderで端末の同期が可能になるようです。
しかしながら、iPhoneやiPadのデータ管理は昔から分かりにくいことが多く、特にiTunesは使い勝手が悪いことで有名でした。
Mac OS Catalina以降からFinderで管理するようですが、個人的には「どうなることやら・・」という思いです。
そこで今回紹介するのが、iPhoneのデータ管理を容易にした「EaseUS MobiMover」というソフトです。
データの移行・管理ならEaseUS MobiMoverがベスト
今回紹介するのは、EaseUS(イーザス)さんからご提供いただいた「EaseUS MobiMover」というデータ移行・管理ソフトです。
EaseUS MobiMoverは、iPhoneやiPadのデータをPCへ移行できるソフトウェアで、写真や動画、音楽などをワンクリックで簡単に転送することができます。
直感でデータを簡単に転送できる
EaseUS MobiMoverのデータ転送は、3パターンあります。
- iOS端末からPCヘ
- PCからiOS端末へ
- iOS端末からiOS端末へ
iPhoneからPCへデータ転送するのはもちろんですが、パソコンからiPhoneへも可能ですし、iPhone同士のデータ転送も可能です。
転送できるデータは、写真、動画、音楽、音声、連絡先、メッセージ、アプリ、Podcastなどです。もちろん個別に選択して転送することも可能です。
また、このソフト上でiPhone内のデータを編集・削除することもできます。
データ転送系のソフトは、扱うのが難しいというイメージがありますが、動作はすべて直感で動かすことができるので、機械が苦手な方でも容易に扱うことができるようです。
動画ダウンローダーとしても活躍
EaseUS MobiMoverでは、動画サイトからお好みの動画を選んで、直接iPhoneやMacへ保存することができます。
YouTubeはもちろんのこと、ニコニコ動画やFC2、Instagram、Vimeo、Metacafe、Break、BBC、dailymotionなどの動画に対応しています。
データ移行とは異なる機能ですが、動画を自由に扱えるのは良いですよね。
無料版でも制限がなく、ほぼ無料で使える
EaseUS MobiMoverには無料で使える「Free版」と有料の「Pro版」の2つがあります。
通常、Free版は機能制限があったりするわけですが、なんと機能制限が一切ありません。
Free版は、商用利用不可やアップグレード、サポートが付かないですが、有料版とほとんど差がないことが分かります。
EaseUS MobiMoverをインストールして使ってみた
さて、実際にEaseUS MobiMoverをインストールして使ってみます。
まずEaseUS MobiMoverの公式ページから無料ダウンロードすることができます。WindowsかMacOSを選択できますので、OSに合わせてダウンロードしてください。
mobimover_mac_free.dmgを開きます。
EaseUS MobiMoverをアプリケーションフォルダへ移動させると、インストールが完了します。
アプリを起動すると、このような画面が表示されます。まだiOS端末を接続していない状態です。
ちなみにFree版からPro版へアップグレードする場合は、メニューの「アップグレード」をクリックします。
申し込む場合は「購入」をクリック、すでにライセンス番号をお持ちの場合はライセンス番号を入力してアップグレードをしてください。動作が慣れないという方は1年間だけでもライセンスを取得することをお勧めします。そうでなければFree版でもOKです。
さてさて、実際にiPhoneを接続するとこのような画面に切り替わりました。(下記画像のように「v」をクリックすると、iOSデバイス情報の確認とiOSデバイスの接続解除を行うことができます)
1クリック転送
まず「1クリック転送」という機能を見ていきます。これは、iOS同士、iOSからMac、MacからiOS端末へ3パターンの転送が可能です。
iOS端末からiOS端末へ
まず試しにiPhoneからiPhoneへデータを転送してみます。
転送したいデータを選択して「コピー」をクリックすれば転送が完了します。非常に簡単ですね。
転送したいデータと、転送したくないデータを直感操作で分けることができるので便利だと思います。
iOS端末からMacへ
次にiPhoneからPCヘデータ転送してみたいと思います。転送は「画像・音声・動画・その他(連絡先やメモ等)を選択することができます。
転送をクリックすると転送が始まります。
今回はお試しということで「その他」のデータだけを転送してみました。転送に成功するとこのような画面になります。
簡単すぎて「本当に転送できたのかな?」と思ってしまいますが、完璧に転送ができていましたね。
MacからiOS端末へ
最後に、PCのデータをiPhoneへ転送してみます。転送したいファイルをPCフォルダから選び、インポートをクリックします。
転送に成功するとこのような画面になります。
カスタム機能
真ん中の「カスタム機能」をクリックすると、iPhone内の各ファイルを編集、削除、転送することができます。「1クリック転送」との違いはファイルを個別に選択して転送できることです。
編集、削除、転送できるファイルは「音楽・写真・アルバム・動画・連絡先・メッセージ・アプリ・Podcast・その他」です。
こちらは写真データですが、ファイルをそれぞれ選択することで、自由に動かすことができるわけです。
この画面で操作できる事は下記の通りです。
- ①昇順
- ②このデバイスの転送
- ③他のデバイスに転送
- ④コンピュータに転送
- ⑤削除
- ⑥最新の情報に更新
各ファイルを個別に取り出す事ができるので便利ですね。
動画ダウンローダー
「動画ダウンローダー」では、各動画サイトのURLを読み取るだけで、動画ファイルをPCやiOS端末へダウンロードすることができます。動画を自由に取り出すことができるので面白い機能だと思いますね。
実際に動画をダウンロードしてみましたが、数十分程度の動画は即ダウンロードすることができます。通信速度によって変わってきますが、思ってた以上にダウンロードが速くて驚きました。
EaseUS MobiMoverを使ってみて
iPhoneデータ移行ソフトってなんとなく難しいイメージがありましたが、EaseUS MobiMoverは難しい操作が一切なく、誰でも簡単に且つ直感的に使うことができます。機械が苦手な方でも、これなら使い方の説明を見なくても操作できますね。
インターフェイスもシンプルで無駄がないですし、機能面に関しても動きにストレスがありません。データ移行ソフトとしては、十分な役割を果たしてくれる優れものだと感じました!
写真や音楽、動画データなどを思い通りに動かせるので、大量のデータをiPhone上で操作するよりも非常に楽です。データが多くなると削除や管理も大変なので、このソフト上で作業をするのも全然アリだと思いました。
またこのソフトを使って感じたのは・・もうiTunesは必要ないということです。iTunesの扱いにくさが際立ちますよ・・。
PCヘの移動やファイルのやり取りも何度かやってみましたが、特に問題点もなく、安心して使えるという印象を受けました。
Free版はPro版に比べても一切遜色ないですし、予想以上に使える優秀なソフトでしたね。
欠点はほとんどないですが、強いて言うならアプリ終了時に画面が固まる(応答なし状態が続く)ことでしょうか。しばらくするとアプリは終了しますが・・。これについてはPCの使用状況や環境によって異なるので何とも言えませんけどね。まあ大した問題でもないので普通に問題なく使えると思います。
今後、何かデータ移行する際は積極的に使っていきたいですね。
Free版のダウンロードはこちらから↓
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