iPhoneやiPad/iPod touchにiOS10をインストールするとバッテリーの消費が激しくなったという声が多く挙がっています。
また端末が発熱して熱くなったという問題も一部で報告されており、iOS10に不満に感じる方もいるようです。
そこで今回の記事では、iPhoneのバッテリー消費に関連してバッテリーを長持ちさせる方法をいくつか紹介したいと思います。
アップデート直後のバッテリー消費は必ず起こることです
まず最初にお伝えしますが、最新のiOSへアップデートすると必ずバッテリーの消費は激しくなります。
理由としては、アップデート直後は端末内部でインデックス処理やキャッシュ再作成などの処理が行われているからです。
ツイッターでは「アップデートした直後からバッテリーの消耗が多くなった気がする・・」などといった書き込みが多いですが、アップデートして数日間は仕方のないことだと理解しておきましょう。
それでもバッテリーの減りが早いと感じるときは・・
アップデート後、数日から一週間経過してもバッテリーの異常消費が続くときはiPhoneの設定を見直してみましょう。
設定を見直すことでバッテリー消費の原因を探ることができ、バッテリー寿命を延ばすことにつながります。
それでは一つ一つチェックしていきましょう。
バッテリーの使用状況を確認してみる
まず、各アプリによるバッテリーの使用状況を確認してみましょう。
「設定」アプリから「バッテリー」をタップします。
すると、アプリごとに電池の使用状況を確認することができます。
(24時間と7日以内を選択することができます)
使用率が異常に高いアプリがあれば、それがバッテリー消耗の原因ということになります。
アプリによるバッテリー消費が気になる場合は、そのアプリの使用頻度を下げることをおすすめします。
一度再起動してみる
iPhoneやiPadなどのiOSデバイスに何か異常が発生した場合、一度再起動をしてみましょう。
再起動すれば不具合の状態から元に戻ることがあります。
電源ボタン長押しして「スライドで電源オフ」をスライドすれば電源がオフになります。
再び電源を入れると再起動が完了します。
低電力モードを利用する
バッテリー消費が気になる方は低電力モードを利用することをおすすめします。
「設定」アプリから「バッテリー」をタップします。
「低電力モード」をオンにします。
低電力モードに切り替えると、一部の機能が制限orオフになります。
- 画面の明るさが自動で抑えられる
- メールの受信、Appなどのバックグラウンド更新がオフになる
- アプリの自動ダウンロード機能がオフになる
その他にも制限されるものがありますが、バッテリーを長持ちさせるのには最適な機能です。
※低電力モードになるとバッテリーアイコンが黄色になります。
「Night Shift」機能を利用する
「Night Shift」機能を利用するとバッテリー消費が抑えられます。
「設定」アプリから「画面表示と明るさ」をタップします。
「Night Shift」をタップして、時間指定か手動設定を選択して設定を行います。
劇的に消費を抑えるわけではありませんが、
目に優しいディスプレイになるので設定しておくことをおすすめします。
「手前に傾けてスリープを解除」をオフにする
iOS10から実装された「手前に傾けてスリープを解除」ですが、これはiPhoneを傾けるだけでボタンを押さなくてもスリープを解除するという画期的な機能です。
しかしながら、傾けるだけで自動でスリープが解除されるのはちょっと困ることがあります。
この機能のバッテリー消費量は少ないかもしれませんが、必要なければオフにしておきましょう。
「設定」アプリから「画面表示と明るさ」をタップします。
「手前に傾けてスリープ解除」をオフにします。
位置情報サービスの設定を見直す
位置情報サービスを必要としないアプリに関しては、なるべく単体でオフにしておきましょう。
「設定」アプリから「プライバシー」をタップします。
位置情報サービスをタップして位置情報を必要としないアプリをオフにしてください。
Appのバックグラウンド更新の設定を見直す
バックグラウンド更新を必要としないアプリがあれば、なるべくオフにしておきましょう。
「設定」アプリから「一般」をタップします。
バックグラウンド更新を必要としないアプリをオフにしましょう。
画面の明るさ調節する
画面の明るさを低くすることでバッテリー消費を抑えることができます。
「設定」アプリから「画面表示と明るさ」をタップします。
明るさの自動調節をオフにして、自分で調節するようにすると良いでしょう。
自動ロック時間を短縮
自動ロック時間が長いと、その分バッテリーを消費してしまいます。
「設定」アプリから「画面表示と明るさ」をタップします。
「自動ロック」をタップします。
お好みに合わせて設定を行ってください。
(低電力モードにしておくと、自動ロックが30秒に設定されます)
自動ダウンロードをオフにする
自動ダウンロードをオフにすることでバッテリーを抑えることができます。
「設定」アプリから「App StoreとiTunes Store」をタップします。
自動ダウンロードを必要としないものはオフに設定しましょう。
(低電力モードにしておくと、自動的にオフになります)
視差効果を減らす
バッテリー消費に影響する視差効果はなるべくオフにしておきましょう。
「設定」アプリから「一般」をタップします。
「アクセシビリティ」をタップします。
「視差効果を減らす」をタップします。
「視差効果を減らす」をオンにします。
壁紙を静止画にする
動きのある壁紙だとバッテリーを消費してしまいます。
静止画にすることでバッテリーの節約になります。
「設定」アプリから「壁紙」をタップします。
「壁紙を選択」をタップします。
「静止画」をタップします。
お好みの静止画を選択して設定完了です。(もちろん写真でも可)
まとめ
今回はiOS10において、バッテリーを長持ちさせる方法を紹介しました。
ずいぶん細かい設定までを紹介してきましたが、塵も積もればバッテリー消費量が少なくなるのでこの機会に設定を見直してみてはどうでしょうか。
それでもバッテリー消費に問題を感じる方は、Appleへ問い合わせてみることを推奨します。
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