プロっぽい動画を作成してみたいけどイマイチどのソフトを選んだら良いのか分からない・・、そんな方は多くいると思います。
特に高機能なソフトほど専門用語で分かりにくくなってきますし、値段も高額になっていきます。
動画時代の昨今ですから、やはり自分に合う編集ソフトを1つは持っておきたいものです。
今回レビューする動画編集ソフト「Movavi Video Editor」は、素人でもプロが作ったような動画を作成することができる優れもので、驚くほど簡単に動画を作成することができます。
Movavi Video Editorについて
動画編集ソフト「Movavi Video Editor」は、高度な機能と内臓メディアによって多彩な表現を自在に操ることができ、素人でも簡単に動画を編集することができます。
Macで動画編集ソフト【Movavi Video Editor Mac版】をご紹介します。初心者ユーザーにさまざまな機能のある動画編集ソフト:BGMや字幕、動画分割や動画結合、動画回転、いろいろなエフェクツなどがあります。
Movavi Video Editorには「Video Editor」と追加機能のある上位版「 Video Editor Plus」の2種類があります。
違いはこちら。
機能/内臓コンテンツ | Video Editor | Video Editor Plus |
重要なビデオ編集 | ◯ | ◯ |
フォルタ,トランジション, タイトル,効果 | ◯ | ◯ |
モンタージュ ウィザード | ◯ | ◯ |
タイムライン上の 最大トラック数 | 6 | 99 |
タイトル,オーバーレイビデオなどの キーフレーム アニメーション | × | ◯ |
ハイライト&隠蔽ツール | × | ◯ |
すぐに使えるイントロとアウトロ | 5 | 16 |
サンプルビデオクリップ | 10 | 20 |
組み込みの音楽 | 27 | 39 |
ステッカー | 10 | 86 |
大型HDビデオの高速処理 | ◯ | ◯ |
より高度なフルHD及び 4Kビデオの処理 | × | ◯ |
比較すると分かるように「Video Editor Plus」の方がより高度な機能が追加されており、内臓コンテンツの幅も広いです。
内臓コンテンツやアニメーションを使ってオープニングを作成したり、動画に文字やステッカーを入れたり、特殊効果で映画風にしたり、クロマキーやスローモーション、逆転効果など自由自在です。
今回はレビューということで、実際にソフトを使って上位版の「Video Editor Plus」の機能を一つずつ試してみたいと思います。
Video Editor Plusを使ってみた
まず、Movavi(モバビ)のHPから、Video Editor PlusをダウンロードしてPCヘインストールを行います。
(通常のVideo Editorの方はこちら)
インストールが完了したら、Video Editor Plusを起動させて「ライセンス認証」をクリックします。
購入時に取得したアクティベーションキーを入力して「ライセンス認証」をクリックします。
この画面が表示されたら認証が完了です。これで全ての機能が使えるようになります。
再び最初の画面に戻ると、このように「新規プロジェクト」と「簡易ビデオ」の2つのモードを選択することができます。
「新規プロジェクト」モードは、1から自由に編集が可能で、もう一つの「簡易ビデオ」モードは、テーマを決めるだけで簡易的にビデオが作成できるというものです。
簡易ビデオで動画編集
まずは「簡易ビデオ」から見ていきます。「+ファイル」をクリックして編集したい動画を選びます。
次にテーマを選びます。用意されたテンプレートから選択するか、もしくはテーマなし(自分で作成)のどちらかを選択します。今回は「テーマなし」を選んでみます。
テーマなしを選ぶと「音楽」と「トランジション」を自分で編集します。音楽は用意されているお好きな音楽を選択します。もちろん音楽をアップロードすることも可能です。選択したら「次へ」をクリックします。
「トランジション」ではカットとカットの間に入れる切り替え効果を選択します。選択したら「次へ」をクリックします。
「プレビュー」ではオープニングのタイトルやエンドタイトルを入力したり、動画の時間、音量のバランスなどを決めることができます。この工程だけで簡易ビデオでの動画編集は完了します。(早いっ!)
最後に「次へ」をクリックします。
この画面でビデオを保存することができます。ちなみに「編集を続行」をクリックすると、プロジェクトの編集画面に移行します。
保存(エクスポート)する時は、ファイルの形式や品質などを選ぶことができます。「開始」をクリックするとPCヘ保存が開始されます。
実際に簡易ビデオで作成した動画がこちら。簡易的ではありますが、わずか2〜3分ほどで完成しました!
新規プロジェクトで動画編集
次は「新規プロジェクト」で様々な機能を使って動画を編集していきたいと思います。
再びスタートの画面に戻って「新規プロジェクト」をクリックします。
ご覧のように最初はチュートリアルで説明してくれます。基本的には、ライブラリからそれぞれ特殊効果などを選んで編集していきます。
「新規プロジェクト」は、下にあるトラックへ特殊効果などを追加して動画を作成していきます。日本語表記なので簡単ですし、シンプルで分かりやすいインターフェイスですね。
また、こちらの「編集ツール」を使ってトラックをカットしたり編集したりすることもできます。アイコンの説明は下記の通りです。
- 元に戻る(最後の操作を元に戻す)
- やり直し(最後の操作を繰り返す)
- 削除(選択したクリップをプロジェクトから削除する)
- 分割(現在位置で選択したクリップをカットする)
- 回転(選択したクリップを90度回転する)
- トリミング(選択したクリップのエッジをトリミングする)
- 色調整(選択したクリップの色を強化及び調整する)
- トランジションウィザード(トランジションを追加)
- オーディオの録音(マイクを使って録音する)
- プロパティ(選択したクリップを編集する)
- オーディオのプロパティ(オーディオの音量を管理して編集する)
- マーカーの追加(関心のある位置にマークできる)
この中では録音機能が便利だなと思いました。編集の途中で音源が必要になったら、このままの状態で即録音して追加できるので楽チンですね。
実際に動画を編集するには、まず「メディアファイルの追加」をクリックしてPCにある動画をソフトへ追加します。「ビデオの録画」をクリックすると、この状態からビデオ撮影が可能になり、録画した後はそのまま編集作業に移行できます。
ビデオ・オーディオ・写真を追加する
「インポート」では、用意されているサウンドやサンプルビデオなどを動画へ追加することができます。音源はカントリー調やウクレレ、サイバー系、ロック、アクション映画風など、動画に合わせて追加することができます。
項目にある「サンプルビデオ」は、カウントダウン形式のビデオを動画に付け加えたり、古い映画風にすることもできます。
「イントロ動画」を追加すると、動画のオープニングを飾ったりイントロ部分で好きな文字を入力することが可能になります。動きのある部分に簡単に文字を追加できるのは良いですね!
フィルタを追加する
「フィルタ」では、動画に特殊な効果を付け加えることができます。
例えばこちらの画面では、映像を油絵風に編集することができます。
もしくは、映像全体をレトロチックに変更することもできます。
フィルタは160種類以上あるので、動画に合わせて様々な表現が可能になります。
トランジションを追加する
「トランジション」では、カットとカットの間に挿入する切り替え効果を追加することができます。
切り替え効果は100種類もあるのでお好きなものを選んで編集が可能です。
タイトルを追加する
「タイトル」では、動画上に様々なパターンのタイトルを挿入することができます。タイトルを入れるだけでも動画の存在感と個性がアップします。
標準のタイトルも沢山あるのですが、別途タイトルセットを追加で購入することもできます。
ちなみにフィットネス系に特化したセットやテクノロジー系のタイトルもあります。
ステッカーを追加する
「ステッカー」は映像に様々な文字やアイコンを貼り付けることができます。
ステッカー自体に動き(アニメーション)はありませんが、遊び心のあるキャッチーな映像表現が可能になります。
またステッカー以外にも「コールアウト」「アニメーション」「パンおよびズーム」「固定化」「強調表示/隠す」などの機能もあります。
コールアウト
「コールアウト」は記号などを動きのある映像として表示することができる機能です。
パンおよびズーム
「パンおよびズーム」はズームインやズームアウト、パンを追加することができる機能です。
アニメーションのプリセット
「アニメーションのプリセット」は6種類の任意の動きを動画に追加することができます。
「ツール」の中にある項目「ビデオ」にはその他にも「クロマキー」や「スローモーション」といった高度な機能もあります。
オーディオ
「ツール」の中にある項目「オーディオ」は、イコライザーやノイズ除去、オーディオ効果など、音声に特化した編集が可能になります。
「オーディオ効果」を選ぶと、動画の音声にエコーをかけたり、電話風の音にしたりと多彩な音声表現が可能になります。
「ノイズ除去」を選ぶと、映像に入った不要なノイズを徐々することができます。
特殊効果は簡単に削除が可能
ちなみに上記でご紹介したフィルターや効果を追加すると、その箇所に「☆」マークが付きます。
「☆」マークをクリックすると、どの効果が追加されているのかを確認することができます。選択して「削除」をクリックすると効果をすぐに消すことができます。
また「タイトル」や「ステッカー」などを追加するとトラックに追加されるのですが、これを右クリックすると簡単に削除ができます。(黄色の枠で囲まれた部分です)
保存(エクスポート)も簡単
編集が完了したら「エクスポート」をクリックしてデータを書き出します。
対応形式は非常に豊富です。MP4、AVI、MOV等はもちろんのこと、音楽ファイル形式や各種スマートフォン、各メーカーのTVサイズ(4K対応)に合わせた保存も可能です。シェアボタンを押せば、そのままYouTubeへのアップロードも可能です。
品質などを選択して最後に「開始」をクリックすれば全ての編集作業が完了となります。
Movavi Video Editorを使ってみた感想
Video Editor Plusを使って作成した動画がこちら。
簡単な編集ではありますが、初めてなのにサクサク作れましたよ!
動画編集ソフトにありがちな難しい用語は全くなく、各ツールも日本語で説明されているので誰でも簡単にクオリティの高い動画が作れます。
初心者がプロっぽい動画を作るのには充分すぎるぐらいの機能があります。
ツールや特殊効果を使って動画に付け足す感じなので、まるでパズルを当てはめるような感覚で作れるのが良いですね。
また、音楽や映像などの素材が豊富なので多彩な表現ができますね。公式サイトでは追加の素材も販売されているので、動画の表現に合わせた作成ができます。
プライベート鑑賞用の動画や結婚式の動画編集、YouTubeの動画編集など、このソフト1つで全てが完結します。特にYouTubeなどの動画配信サービスへ動画をアップロードしたい人にはもってこいでしょう。
今回初めてMovaviのソフトを使ったのですが、すごく感じが良かったですね。
動画編集ソフトをお探しの方は、ぜひMovavi Video Editorを選んでみてはいかがでしょうか。
購入の際はMac版とWindows版があるのでご注意を。また無料版をダウンロードすることもできますので、迷っている方は試しに使ってみると良いでしょう。
Movavi(モバビ)は、今回紹介したVideo Editor以外にも様々なソフトを販売しています。詳しくは公式サイトをご覧くださいね。
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