MacBook ProやMacBook Airを長年使い続けている方はバッテリー寿命が気になってくると思います。
今回は、Macのバッテリー寿命を長持ちさせるテクニック12選を紹介します。
MacBookのバッテリーを長持ちさせるために
MacBookに限らず、iPhone等に内蔵されているバッテリーは、本体の機能設定や毎日のケアによって寿命が大きく変わります。
「ユーザーの使い方によっては、急激に劣化を早めてしまう恐れがある」というわけですね。
例えば、毎日多くのアプリケーションを同時に起動させて使用したり、エネルギー消費が著しいアプリや機能をオンにしていると、消費電力が大きくなります。それが毎日積み重なっていくと、少なからず内蔵バッテリーへダメージを与えてしまうのです。
バッテリーの劣化スピードはユーザーの使い方次第なので、寿命を少しでも延ばすことができるよう設定しておくことが大切です。
バッテリー寿命を高めるための設定方法やテクニックは簡単なので、参考にして頂ければと思います。
MacBookのバッテリーを長持ちさせる方法12選
1.フル充電後は必ず電源アダプタを外して使用する
Macの内臓バッテリーはリチウムイオン電池が使われています。
なので充電が終わったら、速やかに電源ケーブルを外すことが大切です。
これは、過充電を防止するためです。
ちなみに過充電とは、満充電を超えても必要以上に充電し続ける行為のことです。
過充電をしてしまうと、100%充電した後に少し放電・・、その後放電の分を充電・・、さらに放電、そして充電・・。
この小刻みな充電の繰り返しによってバッテリーへダメージを与えてしまいます。
まあ、最近のバッテリーはそこまで大きな影響はないと言われているのですが、ダメージはゼロではないですよね^^;
必ず満充電になったらケーブルを外してバッテリーだけでPCを駆動・・、そしてバッテリーがある程度消費したらアダプタで充電・・という繰り返しを心がけましょう。
(意外と寝ながら充電することは良くないんですよ・・。)
2.中途半端に充電を繰り返さない
例えば、バッテリー残量が60%の状態で充電したり、バッテリー残量がそこそこあるにもかかわらず充電を繰り返してしまうと、のちに電池残量が誤判定するといった問題が起きてしまいます。
なので小刻みな充電を避け、ある程度バッテリーを使い切ってから充電を行ってください。
ただし、この”バッテリーを使い切ってから充電“という判断基準はだいたい20%〜30%ぐらいからだと思ってください。
この辺りは判断が難しいところですが、バッテリーは0%まで使い切るのではなく、「ある程度充電が必要(役20%〜30%)だと感じたら充電をする」という判断にしましょう。
ただ、あまり神経質になりすぎると疲れるので、
「バッテリー残量があれば充電を避ける、充電が必要なら充電する」
と、シンプルに考えると良いでしょう。
長々と書きましたが、気休め程度に知識として抑えておきましょう。
3.最適な室内温度を保つ
夏の暑い時期にMacBookを使っていると本体が熱くなります。熱を持つとバッテリー等にダメージを与えてしまうので、なるべく快適な室内温度で使用してください。
最近では、PCの風通しを良くするアイテムも販売されているので、そういった製品を活用するのも良いでしょうね。
また、冬の寒い時期になると、寒すぎて充電できなくなることがあります。冬場は寒い場所に置かずに、快適な環境で充電使用するようにしましょう。
4.使用していないアプリや機能をオフにする
アプリをたくさん起動させると、バッテリーの消耗が激しくなります。
例えば複数のブラウザを同時に起動させたり、PhotoshopとIllustratorを同時に起動していると、バッテリーの消費量が激しくなります。
仕事や作業中にアプリを複数起動させるのは仕方がないことですが、作業終了後は使っていないアプリを終了させてください。
常にバッテリーの節約を考えて、寿命を延ばすよう心がけることが大切です。
※追記:バックグラウンドアプリを終了してもバッテリーには影響しないことがApple幹部の回答によって判明しました。
バッテリーの節約やバッテリー消耗を抑えるために、「アプリを終了させる」という方法は当ブログでも紹介しており、比較的認知されている方法です。 しかし今回、Apple公式にて「アプリを終了してもバッテリーの節約にはならない」 …
5.CD/DVD/USBなどを入れっぱなしで長時間使用しない
光学ディスクドライブにCDやDVDが入ったまま使ったり、USBを差し込んだまま長時間使用していると、無駄な電力を消費してしまいます。
CDやDVD、USBを使わないときはなるべく取り出してください。
6.スリープ時間を変更する
「システム環境設定」から「省エネルギー」を開きます。
バッテリーのタブを選択して、コンピュータのスリープ時間を調整します。
適切なスリープ時間はデフォルトの値でしょうね。
7.ディスプレイの輝度を適切な値に設定
「システム環境設定」の「ディスプレイ」からディスプレイの明るさの設定が可能ですが、キーボードから調節するほうが簡単です。
「F1」キーと「F2」キーでディスプレイの輝度を調整しましょう。
意外と明るくしすぎている場合があるので、見直すことも大切ですね。
8.キーボードの明るさを調節する
「F5」キーと「F6」キーでキーボードの明るさを調節します。
キーボードのライトは基本的に必要ないと考えますので、オフにすることを推奨します。
9.App Storeの自動アップデートをオフにする
「システム環境設定」から「App Store」を開きます。
自動アップデートをオフにすることで、無駄な電力を少なくしてバッテリーの節約につながります。
さらに細かい設定も可能です。
- 新しいアップデートをバックグラウンドでダウンロード
- アプリケーションアップデートをインストール
- OS Xアップデートをインストール
- システムデータファイルとセキュリティアップデートをインストール
- ほかのMacで購入したアプリケーションを自動的にダウンロード
この辺りは使い方によるので、お好みで設定しましょう。
10.アプリケーションの位置情報をオフにする
「システム環境設定」から「セキュリティとプライバシー」を選択します。
「プライバシー」のタブから「位置情報サービス」を選択します。
ここでは、アプリケーション別に位置情報の設定を行います。
あまり使わないアプリは、位置情報をオフにしましょう。
位置情報の機能が必要なければ、すべてのアプリの位置情報をオフにしてください。
11.バッテリーの状態を確認してみる
アップルメニューの「このMacについて」をクリックします。
タブから「概要」を選択して「システムレポート」をクリックします。
左メニューの「電源」を選択して、状態を確認します。
バッテリーの状態が正常であれば「正常」と表示されます。
12.長期間使用しない場合はバッテリー残量を50%前後に保つ
MacBookを3ヶ月以上あるいは半年以上使用しない場合、バッテリー残量を50%前後に調整します。
理由は満充電で放置するとバッテリーの耐用年数が減って劣化してしまいますし、逆にバッテリーがない状態(0%)で放置すると電源が入らない可能性があるからです。
ちなみアップルストアでMacBookやiPhone・iPod等の製品を購入すると、初期のバッテリー残量はだいたい30%〜40%ぐらいになっていますよね?
これも、バッテリーの劣化を防ぐためにApple側が適切な状態に設定しているのです。
まとめ
以上、MacBookのバッテリー寿命を長持ちさせる方法12選でした!
リチウムイオンバッテリーは使い続けると必ず劣化するのですが、使い方や設定次第で寿命を大きく延ばすことができます。
特にMacは、自分が把握していない所で電力を消費しているケースがあるので、設定を見直すことが必要です。
Macのバッテリー負担を軽減させるために、たまにはメンテナンスをしてあげてくださいね。
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