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【iPhone】格安SIM乗り換え前にやることや注意点12選

ここ最近、価格の安さを売りに格安SIMが急速に広がっています。

MVNO業界では年々競争が激化しており、安さだけでなく高速回線やサポートの充実といったキャリアに劣らないサービスを展開する業者も増えています。

もはや、「わざわざ大手キャリアを契約するメリットはなんなんだ?」と改めて考えてしまうぐらいです。

さて、今回の記事ではiPhoneで格安SIMを使うために確認すべき点について紹介していきます。

格安SIMに乗り換える前は、事前にすべきことや変更すべきことがありますので、失敗しないようにあらかじめ確認しておく必要があります。

これを見落としてしまうと、後々大変なことになるので、要チェックです!

今現在iPhone使っていて、近い将来に格安SIMヘ乗り換える予定の人は必読ですよ。

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格安SIMへ移行するために確認すべきこと12項目!

その1. 使用中のiPhoneはSIMロックかSIMフリーか?

まず大手キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)から格安SIMヘ乗り換えるためには、iPhoneがSIMロック端末なのか、SIMフリー端末なのか、を知る必要があります。

そもそもSIMロック、SIMフリーって何?

はい、お答えします。auやドコモ、ソフトバンクの3大キャリアでスマートフォンを契約した場合、そのスマホはキャリア専用のSIMカードと紐づけられることになります。

このように通信会社と紐づけられている状態のことをSIMロックと呼んでおり、例えばauで購入したiPhoneは、au回線でSIMロック状態になっているということになります。

SIMロックはユーザーを囲い込むための戦略で、SIMロック端末は他社回線が使えないようになっています。つまり、キャリアの都合のいい状態になっているわけです。

「じゃあSIMロックがかかっていると、格安SIMに乗り換えた時にその端末は使えない可能性があるってこと?」

そうですね。ロックされていると、格安SIMで他社回線は使えないですね。

逆に、SIMフリーとは、どの回線にも紐づけられていない自由な端末のことを指します。SIMフリー端末は、au・ドコモ・ソフトバンクのどの回線でも使用することが可能です。

【追記】

2021年10月1日以降に新たに発売された携帯電話端末では、SIMロックを設定せずに販売することを義務付けしています。これにより、au・ドコモ・ソフトバンクが販売する新端末がSIMフリーの状態になるということです。ただし、古い端末はこれまで通り自らSIMロック解除する必要があります。

SIMロックされたスマホでも動作する格安SIMはある

上記でも説明したように、SIMロック状態では他社の通信回線が使用できませんので、格安SIMを契約しても動作しない可能性があります。

ただし、格安SIMは大手から回線を借りているので、契約する通信会社によってはSIMロック状態でも使える可能性があります。

  • auで購入したスマホ:au回線の格安SIMは使えるが、au回線以外の格安SIMは使えない(2017年8月1日以前に販売された機種はSIMロック解除が必要)
  • ドコモで購入したスマホ:ドコモ回線の格安SIMは使えるが、ドコモ回線以外の格安SIMは使えない
  • ソフトバンクで購入したスマホ:ソフトバンク回線の格安SIMは使えるが、ソフトバンク回線以外の格安SIMは使えない

このように、SIMロック状態でも回線が対応していれば使えます。しかしそれ以外の回線は使えません。

とはいえ、SIMロックの解除はすべきです

とはいっても、これから格安SIMを使っていくならば、SIMロックからSIMフリーへ解除するべきです。

理由は単純で、SIMロック状態は非常にややこしいからです。

格安SIMを選ぶ上で、余計な制限や面倒な手間を考えると、はじめからSIMフリーにしておいたほうが選択肢が増えますし、使い勝手が良くなります。

「au回線を使っているけど、ドコモ回線の格安SIMを使いたい」と考えた時など、万能に幅広く選ぶことができますからね。

SIMロック解除はネットで手続きをすれば無料でできる

SIMロック解除の手続きは、オンライン上で無料で行うことができます。

auの場合はMy auから、ドコモはdアカウントから、ソフトバンクはMy SoftBankからそれぞれ手続きが可能となります。

手続きの際、ご自分のiPhoneがSIMフリーである場合はお知らせしてくれるので、SIMフリーかどうか分からない方は確認がてら手続きをやってみてください。

ちなみにauショップやドコモショップ、ソフトバンクショップ店頭で解除手続きをすると3,000円の事務手数料かかります。基本的にはインターネット上で手続きをすることを推奨します。

SIMロックを解除しても解約にはならない

予備知識として、SIMロックを解除しても現在使用しているキャリア回線は解約にはなりません。

SIMロック解除と通信契約は関係ありませんので、SIMロック解除後も今まで通り電話やキャリアメール、LINE、ネットなどを使用することができます。

正直、SIMロック解除によるデメリットは一切ありません。

まだ乗り換えるつもりがなくても、SIMロック解除だけは済ませておくことができるのです。

※SIMロックを解除するためには一定の条件があります。端末購入日から100日以上経過していることなど。

詳しくは、各キャリアのSIMロック解除ページをご覧ください。

>>>【au】SIMロック解除のお手続き

>>>【ドコモ】SIMロック解除について

>>>【ソフトバンク】ソフトバンクの電話を他社で利用する/SIMロック解除


その2. 手持ちのスマホが格安SIMで使えるかどうか、動作確認端末リストを確認しよう

手持ちのスマホを格安SIMで運用する場合、契約したい通信業者のウェブサイトにて「動作確認済み端末リスト」を調べておく必要があります。

「動作確認済み端末リスト」に手持ちのスマホが記載されていればOKです。

また、細かい部分ではテザリングの可否などもチェックできますので、確認するようにしましょう。

iPhoneの場合は基本的に使えますが、回線によって細かい機能が使えなかったりもするので、各公式サイトにて要チェックです!

スマホセット契約もオススメです

手持ちのiPhoneをそのまま使わない場合、格安SIM業者が販売しているスマホとセットで契約することが可能です。

例えばLINEMOiijmiomineoでは、スマホとセットでもかなりお得に運用することができます。

対応する回線や動作確認などが面倒だったりよく分からないという方は、格安SIM業者でセット購入するする方が安心かもしれませんね。

もちろんセットで購入すれば、SIMの挿入や初期設定がされた状態で届くので設定に不安のある方にはオススメですよ!

その3. MNP(ナンバーポータビリティ)の手続きについて確認しておこう

格安SIMを使うために確認すべきことその3。

「MNPの手続きに関して」です。

現在使用している電話番号を別の通信回線(格安SIM)で使うためには、MNP転出手続きが必要になります。

MNP転出をしないと、使用中の電話番号を引き継ぐことができず、新たに発行された電話番号を使うことになります。

なので、番号を引き継ぎたい方は必ず契約前にMNP転出手続きを行ってくださいね。

MNP転出から転出完了までの流れを簡単にまとめてみました。

  1. 各キャリア(au/ドコモソフトバンク)からMNP予約番号を取得する
  2. ウェブサイトから格安SIMを契約(MNP予約番号の入力)
  3. 契約したSIM(セット端末)が届く
  4. 利用開始手続きをウェブ上でする

この流れでMNP転出は完了します。

ちなみにMNP予約番号の有効期限は取得日から15日です。15日までに手続きをしなければ無効になるので注意してくださいね。すでに契約している場合は、15日後に利用開始手続きが自動で行われます。

MNP転出については別の記事で詳しく説明しています。

その4. 電話が使えない期間があるかも?

格安SIM乗り換えで不安なのが「電話が使えない期間があるのかどうか?」ですよね。

MNP転出は契約する通信業者によって2つのパターンに分けられます。

1 .MNP予約番号を使って格安SIMを新規契約をした時点で旧端末(SIM)が使えなくなる

まずこのパターンでは、格安SIMを新規契約した時点で旧端末(旧SIM)が使えなくなるため、新しいSIMが届くまではネットも電話も使えなくなります

新しいSIMが届くまでに2〜3日かかるため、この期間は実質スマホを所有してないことになります。

2 .MNP予約番号を使って格安SIMへ新規契約後、自宅にSIMが届き、自らウェブサイト上で移行手続きをした時点で旧端末(旧SIM)が使えなくなる

このパターンは、自宅にSIMが届き、自らウェブサイト上で移行手続きをするというものです。

通称、即日MNPと呼ばれています。

即日MNPの場合、新規契約後でも移行手続きをしない限り旧端末は使えます。

なので、スマホが使えない空白の時間がほぼ発生しません

どちらかといえば、即日MNPの方が便利ですよね!

ちなみにこの即日MNPが可能な格安SIMはこちら。

iPhoneが使えない状態を避けたい方は、上記の格安SIMを検討すると良いでしょう。

その5. 現在使用中のキャリアメールは使えなくなる

格安SIMに乗り換えると、現在使っているキャリアメールは使えなくなります。

  • auの場合:◯◯◯@au.com/◯◯◯@ezweb.ne.jp
  • ドコモの場合:◯◯◯@docomo.ne.jp
  • SoftBankの場合:◯◯◯@i.softbank.jp/◯◯◯@softbank.ne.jp

それぞれキャリアで発行したメールアドレスは使えなくなります。

なので、キャリアメールを使ってAppleやAmazonなどに登録している場合はメールアドレスの変更が必要ですのでご注意ください。

例:Apple ID・Amazon・GmailやYahooアカウント・Dropbox・証券会社・オンラインバンクなど

これは案外見落としがちなので、必ず変更するようにしましょう。

キャリアメール以外のメールアドレスを取得しよう

この機会にキャリアメール以外のメールアドレスを取得することを推奨します。

オススメはセキュリティの高いGmailかYahooメールです。

メールアドレスの取得方法はこちらで解説しています。

その6. 格安SIMはクレジットカード決済しか受け付けない業者が多い

格安SIMの決済は、9割以上の会社がクレジットカード払いです。

なのでクレジットカードを持っていない方は、あらかじめクレジットカードの発行手続きを済ませておくと良いでしょう。

クレカ決済に抵抗のある方は、クレジットカード払いではなく口座振替可能な格安SIMを選びましょう。選択肢は狭くなりますが、ご自身の環境に合わせて選択してくださいね。

口座振替可能な業者
(通信回線)
条件など
UQモバイル
(au回線)
口座振替OK(条件は特になし)
LINEMO
(au/docomo/SoftBank回線)
口座振替OK(条件は特になし)

楽天モバイル
(docomo回線)
端末代金は口座振替NG
デビットカード可能
Y!mobile
(SoftBank運営の独自回線)
口座振替OK(条件は特になし)
BIGLOBE
(docomo/au回線)
口座振替OK(条件は特になし)
OCN モバイル ONE
(docomo回線)
口座振替は基本的にはNG
※カスタマーずフロントへ相談可
mineo
(au/docomo/SoftBank回線)
口座振替基本的にはNG
※eo光ネットの支払いを
口座振替している場合は可

条件はあるものの、上記の業者はクレジットカード不要で契約することが可能です。

その7. 格安SIM乗り換えにかかる費用を確認する

格安SIMに乗り換える際には、下記のような費用がかかります。

  • 現在契約中のスマホの解約手数料:0円〜9,500円
  • MNP転出手数料:2,000円〜3,000円
  • 格安SIM契約時の事務手数料:約3,000円

まず、現在契約中のスマホの解約手数料についてですが、2019年以前の契約は更新月以外は9,500円かかり、2019年10月以降の契約では解約金は1,000円に値下げされています。

現状、キャリアの解約金は1,000円に値下げされていますが、旧契約や契約時期によって9,500円かかることもあるので、ご自身の契約状況を確認の上で費用を計算してみてください。(もちろん更新月の場合は解約手数料が0円になります)

MNP転出手数料ですが、これはauとソフトバンクは3,000円、ドコモは2,000円と決まっています。

格安SIM契約時の事務手数料ですが、各社およそ3,000円ぐらいだと考えてください。

筆者がLINEモバイル契約時にかかった初期費用の例

契約中のスマホの解約手数料(2019年9月以前に契約しており、更新月だったため0円)

MNP転出手数料(auのため3,000円)

格安SIM契約時の事務手数料(キャンペーンのためSIMカード発行手数料のみ400円)

トータルの初期費用(3,400円)

私の場合、LINEモバイル(LINEMO)に契約し、初期費用は3,400円でした。LINEモバイルでは、事務費用無料のキャンペーンや6,000ポイントプレゼントなど、時期によって初期費用が実質無料になることがあるので、キャンペーンを活用して契約することをオススメします!

その8. キャリアで取得したポイントはなくなるのか?

忘れがちなのがキャリアで貯まったポイントです。

キャリアを解約してしまうとポイントはどうなるの?と思ってしまいますよね。

結論を言うと、ポイントは事前に手続きを行えば解約後も継続して使用することができます。

通信会社ポイント条件
auWALLETポイントWALLETプリペイドカードへ
チャージすればOK
docomoddポイントポイント継続利用手続きが必要
SoftBankTTポイントTカードと連携すればOK

解約前に必ずポイント利用の継続手続きをしましょう。ポイントを別のポイントサービスへ移行するのも良いと思います!

その9. LINEの引き継ぎの事前準備は重要です

大手キャリアを解約する前に、LINEに登録しているメールアドレスとパスワードを確認してください。

LINEに登録したメールアドレスがキャリアメールの場合、必ずメールアドレスを変更してください。

キャリアを解約するとキャリア専用のメールアドレスが無効になってしまうので、キャリアメールに紐付いているLINEアカウントが使えなくなってしまいます。

なのでメールアドレスの変更は必ず行うようにしましょう。

なお、メールアドレスの変更は、LINEアプリから「設定」→「アカウント」→「メールアドレスの変更」から可能です。(※メールアドレスを登録していない方は登録するようにしましょう。)

またパスワードを忘れた場合は「設定」→「アカウント」→「パスワード」から再設定することができます。

LINEのトーク履歴のバックアップをしましょう

格安SIMにして機種変更(iPhoneを新しく買い変える)をする場合、トーク履歴のバックアップも必要です。

iPhoneの場合、iCloudを使ってバックアップを行います。

LINEアプリから「設定」→「トーク」→「トーク履歴のバックアップ」から「今すぐバックアップ」をタップします。

バックアップファイルはiCloudに入るので、新しいiPhoneでApple IDにログインして復元をしてください。

※この時、iCloud Driveはオンにしてくださいね。

その10. iPhoneのバックアップをしよう

格安SIMにして機種変更(iPhoneを新しく買い変える)をする場合、今使用中のiPhoneのデータを新しいiPhoneへ移動させる必要があります。

そのためには事前にバックアップを取ります。

パソコンでバックアップをする場合はiTunesへ、スマホだけでバックアップをする場合はiCloudを使います。

バックアップする際は最新のiOSへアップデートをしてから行うようにしましょう。

また、元の端末がiOS12.4以降であれば「クイックスタート」を利用することができます。「クイックスタート」は新しいiPhoneにかざすだけでデータ移行ができる機能で、バックアップの必要がありません。

データ移行にクイックスタートを活用するのも良いでしょうね!


その11. 契約したい格安SIMの通信速度について

格安SIMの乗り換えで一番気がかりなのが通信速度です。

まず前提として大手キャリアの通信速度に比べて遅いです。

格安SIMの通信速度は、利用者多くなれば多くなるほど遅くなってしまうため、今は良くても数ヶ月後には遅くなっている・・ということは当然のように起こります。

また、お昼や夕方以降のピーク帯は利用者が増えるため、速度が遅くなることがあります。

速度に関しては地域や時間帯、利用者の数によって日々変化しますが、そこまで極端に遅くなるわけではないので、ご自身の環境や条件に合った通信業者を選ぶと良いでしょう。

口コミでは、mineoの通信速度が安定していて良いみたいです。あと、私が使っているLINEモバイル(LINEMO)も比較的安定している印象ですね。これも時期によって変化するんですけどね^^;

【番外編】その12. 格安SIMでApple WatchのGPS+Cellularモデルは使えない

Apple Watchには「GPSモデル」と「GPS+セルラーモデル」の2つのモデルが存在します。

「GPS+セルラーモデル」は、au・docomo・SoftBankのキャリアのみ単体契約が可能であり、格安SIMで契約及び運用することができません。

つまり、格安SIMでApple Watchを使うには「GPSモデル」が適していると言えます。

格安SIMでiPhoneを使用する方で、これからApple Watchを購入予定の方は、「GPSモデル」を選べばコストも抑えられるので良いでしょう。

私はiPhoneをLINEモバイル(LINEMO)で運用中です

これから格安SIMを使っていくなら、今回書いた12の項目は必ず知っておくべきことだと思います。

ちなみに私はiPhoneをLINEモバイルで運用しています。(※現在はLINEMO)

格安SIM業者はたくさんあるのですが、b-mobileやU-mobileの回線は本当に遅すぎて「大丈夫か?」と思うレベルだと把握しています。はっきり言って、お話になりません。(最近は改善しつつあるとのことですが・・)

これは私自身の調べや、知り合いに頼んで検証した結果です。まあ使った人にしかわからない事実ですよね。

もちろん格安SIMは地域や環境によって左右される部分もあります。

環境というのはマンションだったり丘の上とか、住宅密集地など。

こういった場所が通信速度に影響を及ぼすので、人によって見解は違うことも正直あります・・。

その中で、私が落ち着いたのはLINEモバイル(LINEMO)でした。

LINEモバイルは速度も比較的安定していますし、SNSデータフリーと呼ばれるSNSが使い放題のプランが魅力的です。

またLINEをよく使う方は、LINEで通信量を即確認することもできますので何かと便利ですね。

格安SIMの中では使い勝手の良い万能型だと思います。

LINEMOの詳細はこちら

別にLINEモバイル(LINEMO)の回し者でもないですし、お金をもらって紹介しているわけでもありません。単純に私の使用状況や環境に適していた、というだけです。


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