Macを自分の奥さんや子供、友達などに一時的に貸すときに「ゲストアカウント」という便利な機能があります。
この機能を使うと、自分のアカウントにある大切なフォルダやファイル、ブラウザ上のブックマーク、閲覧履歴などをゲストアカウントを通すことで完全に切り離すことができます。
つまり、ゲスト用の全く新しいアカウントを用意することで、自分のPC上のプライバシーやセキュリティ面が完全に守られるわけです。
もし他人に自分のMacを貸すときは、適切な設定をしておくことが大切です。
Macのゲストアカウントについて
ゲストアカウントとは、自分のアカウントとは別に他人が利用するためのアカウントのことです。
ゲストアカウントへログインすると毎回新しい状態になっており、逆にログアウトするとゲストユーザーが作ったフォルダやデータ、履歴は一つ残らず削除されます。
なので作業するゲストユーザーもプライバシーが完全に守られるわけですね。
同じゲストユーザーであっても再びログインするとデータはなくなっているので、データ管理はUSBメモリなどで記録する必要があります。
実際にゲストユーザーへログインしてみると分かると思いますが、本体設定もすべて全く別物のMacみたいになっています。
ゲストアカウントの設定方法
まず、ゲストアカウントのログインを許可するために基本的な設定を行います。
「システム環境設定」から「ユーザとグループ」をクリックします。

鍵がかかっていたら、左下の鍵をクリックしてパスワードロックを解除します。
ロックを解除したらゲストユーザを選択して、「ゲストにこのコンピュタへのログインを許可」にチェックを入れます。

このとき「ペアレンタルコントロールを適用」にチェックを入れると、ゲストユーザの細かな設定を行うことができます。
ペアレンタルコントロールの設定方法
ペアレンタルコントロールの設定を行うために「システム環境設定」にある「ペアレンタルコントロール」をクリックします。同じように鍵認証を解除して、各種設定を行います。
アプリケーション
まず「アプリケーション」タブからアプリケーションなどの使用制限を設定します。

・シンプルFinderを使用
子供や初心者ユーザーのための簡易的なコンピューターデスクトップが表示されます。
・アプリケーションの使用を制限
指定したアプリケーションのみ開くことができます。許可されていないアプリケーションを開こうとすると、パスワードを求められます。
チェックボックスの下にあるアプリケーション一覧から選択してください。
Web
次に「Web」タブの設定です。ウェブサイトの制限では、指定したWebサイトのみアクセスを許可したり、子供向けに閲覧を制限することができます。

人々
次は「人々」タブを開きます。これはGame Centerの友達設定や、メールやメッセージの送受信制限などをすることができます。
設定が必要なければそのままで大丈夫です。

時間制限
次は「時間制限」タブを開きます。コンピュータの使用を時間指定で制限することができます。

こちらも特に設定が必要なければそのままで大丈夫です。
その他
「その他」のタブでは、「内蔵カメラ」「音声入力」「辞書」「プリンタの利用」「CD/DVDのディスク作成」の制限を行います。

これでペアレンタルコントロールの設定が完了です。
まとめ
他人に一時的にMacを貸す「ゲストアカウント」は大変便利な機能です。この機能を使うためには「ペアレンタルコントロール」より、適切な設定をしてください。
もしも奥さんや子供・知り合いなどへ貸す場合、アプリやウェブサイトの利用制限は必須だと思います。
以上がゲストアカウントの設定方法でした。
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